留守宅の雑草処理に必要な物

私の住む関西地方も梅雨入りしました。
この季節、留守宅管理においては、とても難しい季節です。
晴れている日を見つけて、できるだけ多くの管理物件を巡回しなくてはなりません。
そして、梅雨が明けると、留守宅管理においてもっときつい季節である夏がやってきます。
何がきついのか?
それは、除草作業です。

夏場の除草作業はとにかくきつい作業です。
実は、弊社の留守宅管理メニューには除草作業は明記しておりません。
それでも、できるだけ庭の除草作業も実施するようにしています。
住宅内の作業が中心なので、室内を終えた後、残った時間を利用して行っているため、1回の巡回で行う除草作業の時間は、だいたい20分程度になってしまいます。
月に1回、たった20分程度では雑草をきれいに抜くことはできません。
そこで、必要になるのが除草剤です。

雑草をいかに処理するのか、今までいろいろ工夫もしましたが、やはり、除草剤の散布は避けられません。
管理受託時には、除草剤の使用を許可していただけるか、必ず確認させていただきます。
中には、除草剤使用の許可をいただけないこともあります。
その場合、雑草の処理が難しくなることを説明させていただきます。
雑草処理のために、夏場の巡回を月1回から2回に増やすというお客様もいらっしゃいます。
2回目の巡回は、お庭の除草作業を中心に作業を行います。

除草剤を使用する場合、お客様が一番気にされるのが、土壌汚染のようです。
確かに、強い薬品は土の中に残り、お庭の土を汚染してしまうことがあります。
弊社では、土の中で分解されるような安全性の高い除草剤を選んで使用しています。
効果はやや弱くなりますが、お客様に安心していただくことが優先です。

除草剤を散布することで、雑草の量は格段に減ります。
外からの見た目もきれいですし、何よりご近所に迷惑をかけなくて済みます。
留守宅管理において優先すべきことは、「近隣にご迷惑をかけないこと」です。
雑草をうまく処理することは、留守宅管理においてとても重要なことなのです。

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不動産コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。大手住宅会社、上場不動産会社など住宅、不動産業界で15年勤務したのち独立。2009年から留守宅管理、空家管理を開始。自ら現場に立ち、管理を実践する空き家管理人。

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