海外転勤により留守宅となった物件の管理業務では、主要な業務に、郵便物の転送があります。
留守宅管理の巡回時には、毎回、郵便受けの中を確認し、郵便物があれば、これをリストにして報告します。
そのリストから転送の要、不要をご判断いただき、転送することになります。
郵便受けの中に雨水が入る
郵便受けの郵便物を回収した際に、時々、郵便物が濡れていることがあります。
私の経験では、郵便物が濡れてしまうのは、門扉に埋め込まれたタイプの郵便受けの場合です。
どうやら門扉に埋め込まれるタイプの郵便受けは、雨が降った時に、雨水が少なからず入ってしまうようです。
雨水はどこから入ってくるのでしょうか?
普通に考えると、口金(郵便物の差し込み口)の部分だと思われます。
よく見ると、郵便受けの下には、穴があいています。
この穴から雨水が入ることも考えられます。
雨水が入るものなのかメーカーに問い合わせてみた
原因を特定し、対策を教えるため、郵便受けを製造しているメーカー(P社)の相談窓口に問い合わせてみました。
担当者に相談した結果、「郵便受けには水が入るもの」だそうです・・・。
郵便受けは口金から雨が入ってくるため、それを抜くために底に「水抜き穴」があるのだそうです。
郵便受けの中、下にあいている穴から雨水が入るのではなく、入ってきた水が郵便受けの中にたまらないように抜くためのものでした。
郵便物は転送手続きを
弊社が管理している留守宅、空き家の場合、通常の契約では、月に1回の巡回となっています。
月に1回しか郵便物を取り出せません。
1ヶ月の間に雨が降ってしまうと、郵便物は濡れてしまいます。
留守宅管理会社による転送という方法では、郵便物が濡れてしまう可能性があります。
やはり、常時受け取れるところへ転送する方が良いでしょう。
海外転勤の場合、留守宅に郵便物が届かないように、郵便局に転送届を出しておきましょう。
転送先には実家を指定する方が最も多いようです。
実家の親であれば、届いた郵便物を開封してもらい、中身を確認してもらうこともできます。
郵便物のうち、特に重要なものについては、国際郵便で転送してもらえばよいですし、スキャナーがあれば、PDFデータにしてメールしてもらうことで、郵便料金も時間も節約できます。
実家に郵便物を転送する方法が、海外転勤者にとっては最も良い手法と言えます。
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