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留守宅の浄化槽 取扱いには注意が必要

下水道が整備されていない地方都市の周辺部にある住宅や、別荘・山荘などでは浄化槽を利用していることが多いです。浄化槽とは、生活雑排水や汚水を処理する装置です。生活雑排水やし尿を浄化槽内に流し、バクテリア(微生物)によって分解処理をし、上澄みの水だけ浄化槽の外へ排出します。浄化槽を利用している住宅を、長期間留守にする場合には、浄化槽への配慮が必要です。

浄化槽を利用しているのであれば、絶対にやってはいけないことがあります。電気をつかえなくすることです。電気の契約を解約したり、ブレーカーを落としてはいけません。

浄化槽にはブロアーという機械で酸素を送り込まなければなりません。浄化槽内のバクテリアの活動には空気が必要なためです。メインのブレーカーを落としてしまうと、ブロアーも止まり、バクテリアが死滅します。浄化槽は生活雑排水やし尿の浄化ができなくなります。浄化槽内のバクテリアが死滅し、汚水を浄化できなくなると、トイレなどからひどい臭いがするようになります。

浄化槽のバクテリアを死滅させてしまった場合、復旧には大きな費用がかかります。浄化槽のブロアーを考慮せずに、電気代を節約するためにブレーカーを落としてしまったら、後にその家に戻るときにかえって大きな出費が必要になるかもしれません。また、浄化槽は定期点検やメンテナンスが必要な設備です。半年に一回は浄化槽内の溜まった汚物をくみ取る必要がありますし、定期点検を行い、行政に報告する義務もあります。
長期間、家を留守にするのであれば、浄化槽の管理等について、定期点検やくみ取りをお願いしている浄化槽保守業者に事前に相談することをおすすめします。

長期間、家を留守にする場合でも、戻ってきて浄化槽を使用するのであれば、浄化槽の維持管理をどうするか、専門業者に対応策を相談するとよいでしょう。

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ファイナンシャルプランナー・不動産コンサルタント。2008年からFPとして住宅ローン、住宅購入の相談業務開始。2009年には株式会社BLPを設立し、空家管理、不動産投資、不動産経営のコンサルタント業務を行っている。