空家管理において欠かせないものとは?

不動産コンサルタントの菊池です。
昨日はものすごく暑かったですね。
日中は巡回作業でずっと外に出ていたので、首筋がものすごく日焼けしてしまいました。
長時間強い日差しの下で作業していると、肌が日焼けして真っ赤になってしまいます。
今は、とにかく痛い (>_<)
さて、今日は空家管理においてとても大切なもののお話です。
これまでこのブログでもしつこく書いていることなのですが、空家管理ではご近所さんとの関係が大切なのです。
なぜなら、何かあったときにもっとも早く異常に気が付くのは、お隣さん、お向かいさんなどのご近所さんだからです。
盗難被害、家屋の損傷、ごみの不法投棄、火災など、どのような異常もほぼ間違いなくご近所の皆さんが気が付き、通報するという流れになります。
長期間の海外出張や転勤などで家を空け、留守宅となる場合、留守宅管理のご相談を受けたら、私から依頼主にお願いしていることがいくつかあります。
その一つが、ご近所で仲の良い方、お隣さんとお向かいさんには粗品を持って挨拶に行ってほしいということです。
『何かあった場合には留守宅管理業者である株式会社BLPの菊池という人に連絡してほしい』
とお話いただき、私の名刺を渡しておいてほしいとお願いしています。
そして、ご家族が家を出発して最初の巡回のときには、今度は私が粗品を持ってご近所に挨拶に行っています。
そんなわけで、物件によってはご近所さんとの立ち話があったりします。
実はこの日焼けの原因は、外でご近所の皆さんとの立ち話なんです。
数人とお話ししていたので、1時間程度は強い日差しの下で立ち話してました。
巡回時間は1時間という契約ですが、結局は2時間以上現場にいることになってしまいました・・・
当社は法人組織ですが、個人経営同然の零細企業なので、あまり効率の追求はしておりません。
1時間以上現場にいることは多いです。
空家管理、留守宅管理で儲けを出そうとしたら、1日に何物件巡回できるかが勝負です。
効率がすべてと言えます。
しかし、空家管理、留守宅管理においては、マニュアル通りの作業を効率を追求して行うようなものではあまり意味がありません。
家の資産価値を維持し、所有者が帰ってきてからの生活に支障が無いようにするためには、非効率な作業であっても、欠かせないことがたくさんあるのです。
ご近所さんとの人間関係はまさにその最たるものです。
とは言え、炎天下に1時間も立ち話はやりすぎですね。
脱水症状を起こしかねないですし、とても危険なので気をつけないと。

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不動産コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。大手住宅会社、上場不動産会社など住宅、不動産業界で15年勤務したのち独立。2009年から留守宅管理、空家管理を開始。自ら現場に立ち、管理を実践する空き家管理人。

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